【鍼灸の効果とは?】痛みやコリを根本改善する4つの仕組みを最新研究で解説
「肩こりや腰痛がなかなか良くならない」「薬に頼らず自然に体質改善したい」
そんなあなたに向けて、鍼灸治療がもたらす4つの効果を最新の科学的根拠をもとにわかりやすく解説します。


鍼灸の効果が期待できる4つのポイント
1. 脳が痛みを抑える信号を出す
(下行性疼痛抑制系)
鍼灸の刺激が皮膚や筋肉の神経を通じて脳に届くと、脳は「下行性疼痛抑制系(かこうせいとうつうよくせいけい)」という痛みを抑える仕組みを活性化します。
脳から脊髄へと信号が伝わり、痛みの信号をブロックすることで、痛みを感じにくくしてくれます。まるで体の中の「痛みのブレーキ」のような役割です。
怪我や慢性的な痛みの緩和に効果があります。

2. 天然の鎮痛物質が分泌される
(内因性オピオイド)
鍼の刺激により、体内では「内因性オピオイド」と呼ばれる天然の鎮痛成分が分泌されます。
これはモルヒネに似た働きを持つペプチドで、エンドルフィンやエンケファリンなどがあります。
痛みの信号を鈍らせるため、体が自然に痛みを和らげられます。
また、鍼の刺激の周波数を変えることで、分泌される物質の種類を調整できることも研究で示されています。
3. 血流が改善し筋肉のこわばりがゆるむ
鍼を刺すことで局所から「アデノシン」という痛みを抑える物質が放出され、血管が拡張し血流が良くなります。
血行促進により筋肉の緊張がほぐれ、疲労物質や発痛物質が体外に流れやすくなるため、肩こりや腰痛の改善に効果的です。
筋肉の柔軟性が高まり、動きやすさも実感できます。

4. 脳の痛みの感じ方そのものが変わる
最新のfMRI(機能的MRI)研究では、鍼灸後に痛みに関連する脳領域の活動が変化することが確認されています。
脳の前帯状皮質や扁桃体などの痛みの処理をつかさどる部分が鎮静化されるため、慢性痛でも症状がやわらぐと考えられています。
痛みの“感じ方”を根本から変える効果が期待できます。

鍼灸が向いている方はこんなタイプ
- ・肩こりや腰痛が長引いている方
- ・薬の副作用を避けたい方
- ・疲れやすさや不眠に悩んでいる方
- ・ストレスを感じやすい方
まとめ
鍼灸は単なるツボへの刺激ではなく、脳・神経・血流・ホルモンなど複数の体内メカニズムを活用し、自然な痛みの緩和を促します。
薬に頼らず、体質から根本的に整えたい方に適した療法です。
気になる方はぜひ専門の治療院でご相談ください。
参考文献
- 「鍼鎮痛の生理学的作用機序」『神経治療』Vol.41 No.3, 2024年
- 「神経疾患に対する鍼灸手技療法の新たなる展望」『日本神経病学雑誌』2024年
- 「Acupuncture for Pain Relief」IASP日本語版, 2023年
- 「鍼灸の作用機序から神経内科領域の可能性を探る」『臨床神経』2012年
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