パーキンソン病とは?
パーキンソン病は脳の異常によって起こる高齢者を中心とした病気で、中脳の黒質のドパミン産生細胞が減少することによって、筋肉が固くなったり、ふるえが起こります。まれに40歳以下で起こる場合もありますが、その場合は若年性パーキンソン病と呼びます。
パーキンソン病の原因
パーキンソン病は、黒質という部位にあるドパミンが減少することによって起こることをお伝えしましたが、ドパミンの量が減る原因については十分に解明されていません。
パーキンソン病の初期症状
①動作が遅くなる
歩く時に足を引きずったり、腕を振らないで歩きにくそうに動作がゆっくりになる。
②日常生活における違和感
歯磨きやお風呂などいつも出来ていたことができなくなる
③震え
じっとしている時でも震えが起こる
その他にも便秘、抑うつ、味覚障害、レム睡眠行動障害などの症状が出たします。
これらの症状は、パーキンソン病を疑う一つの可能性として考えて下さい。
特にパーキンソン病の初期症状として、安静時の震え(安静時振戦)が多くみられます。
また、パーキンソン病特有の症状があらわれる前に、多汗などの自律神経の乱れ、手足の痛みや痺れなど感覚に関する症状があらわれ始めます。