お灸ってなんだろう??
皆さんこんにちは(^▽^)/
今回は「お灸ってなんだろう?」というテーマで、お灸の歴史や仕組み、現代での使われ方についてご紹介します。
お灸の歴史
お灸は、松尾芭蕉の『奥の細道』や、兼好法師の『徒然草』、貝原益軒の『養生訓』などにも登場し、古くから健康法として親しまれてきました。
そもそも「お灸」って?
お灸とは、「もぐさ」と呼ばれる植物繊維を燃やし、皮膚に温熱刺激を与える療法です。
では、「もぐさ」の原料は何でしょうか??
答えは…「よもぎ」!
もぐさは、よもぎの葉の裏にある白い毛のような繊維(=毛茸/もうじょう)を集めて精製したものです。
この精製度によって、もぐさの品質や価格も大きく変わってきます。
また、もぐさにはワインやウイスキーのように「寝かせた」ものもあり、これは「晒しもぐさ」と呼ばれ、希少価値が高く、高価なものとされています。
よもぎの香りとアロマ効果
よもぎの葉には、植物精油である「シネオール」が含まれています。
そのため、お灸には温熱刺激だけでなく、アロマテラピー的なリラックス効果も期待できるのです。
現代のお灸は進化している!
「お灸」と聞くと、「小さい頃のお仕置き」や「熱くて痛そう」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
ですが、現代のお灸は、皮膚を焼かない・熱すぎないタイプが主流になっています。
おすすめは「温筒灸」や「台座灸」
写真のように、丸い筒の上にもぐさが乗っているタイプは「温筒灸(おんとうきゅう)」と呼ばれます。
これらは直接皮膚に接触せず、熱感の不快さが少ないことから、初心者や敏感肌の方にもおすすめです。
ただし、温筒灸は空気層を温めるためにもぐさの質がやや低めで、点火時に独特な「煙」が多く出るのが欠点です。
「焼け野原のような香り」と表現されることも…!
まとめ
お灸は、歴史ある自然療法でありながら、現代ではより安全・快適に進化しています。
よもぎの力を活かした、心身のリラックスにもつながるお灸。ぜひ一度、体験してみてはいかがでしょうか??